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DHC会長の差別全文|サントリーのコリアン系日本人をチョントリー

DHCの吉田嘉明会長が、サントリーを批判しているとして話題となっています。

さらに、コリアン系の日本人に対する差別的な発言もあるようです。

今回は、DHCの吉田嘉明会長による差別発言の全文をご紹介します。

DHC会長の差別全文|サントリーのコリアン系日本人をチョントリー

以下が、DHCの吉田嘉明会長による、サントリーへの批判&コリアン系日本人への差別発言です。

 浅薄な学識をもって「ヤケクソとはいかにも汚らわしい」と短略的に思う人は多いようです。やけくそは「焼け糞」ではなく、「自棄くそ」であり、「下手くそ」というように自暴自棄を強めて言うと「やけくそ」になるのです。
DHCのサプリは国産の原料を使用し、どこよりも配合量が多く、どこよりも廉価であることから日本絵最も愛されている実質No.1のサプリです。サプリの売上動向を専門に調査する矢野経済研究所では、その商品が何人の人に買われているのかの調査は一切行わず、売上金額の多寡でのみ優劣を決めているため、売上金額ではDHCはサントリーに負けていることになっています。しかし、どれだけ消費者に愛用されているかの調査ではDHCはダントツNo.1の結果を残しています。

少し前ですが、経済産業省で「利用している(利用したい)機能性食品メーカーはどこか」と消費者にアンケート調査を実施していますが、DHCはサントリーの3倍強の支持率を獲得しています(別表)。矢野経済研究所にはなぜ売上個数で市場浸透率を発表しないのかと抗議しましたが、聞き入れてくれません。DHCなら500円で売れるものを5,000円近くで販売しているわけですから、売上金額の集計では、多くなるのは当たり前です。消費者の一部は、はっきり言ってバカですから、値段が高ければそれだけ中身もいいのではないかと思ってせっせと買っているようです。
サプリの摂取はあまり勧めない医者も中にはいますが、その大半の理由が「医薬品に比べてサプリは配合量が少なすぎるから効かない」というものです。ただし、彼らの多くは「サプリを飲むのならDHCが一番」と言ってくれているようです。他社のサプリに比べて圧倒的な配合量の違いがあるからです。

すべての面でこれほど良心的に誠意をもって長年取り組んできたサプリ製造販売会社はDHC以外どこにも見当たりません。なぜ消費者はわかってくれないのかというのが私たちの切なる思いなのです。原価ぎりぎりで販売をしているDHCでは当然ほとんど儲けがありません。これだったら買ってくれるかと、もう自棄くその気持ちで「ヤケクソくじ」を始めることにしました。消費者に還元したいのなら、売価をさらに安くしたらどうなのかという考えもあるでしょうが、そうすると安いから買いたくないというサントリー種族をさらに増やすことになります。過去の売り上げから推測して、これくらいは売れるだろうという予想売上高の1%をくじの形で還元することにしました。大きな出費であり。大きな賭けなのです。売上が増えると全体の管弦楽も増えていくという仕組みです。
商品の見栄をよくするために有名なタレントを次々と多用して、そちらに多額のお金を湯水のように使っている会社よりは、よほど良心的だと思いませんか。
サントリーのCMに起用されているタレントはどういうわけかほぼ全員がコリアン系の日本人です。そのためネットではチョントリーと揶揄されているようです。DHCは起用タレントをはじめ、すべてが純粋な日本の企業です。まもなく創業50年を迎えようとしている老舗の会社です。今、雨後の筍のように出てきた幾田数多の同業者とも一線を画しています。まだまだ残っているはずの賢明な消費者に私たちは一縷の望みを託しているのです。名称は少々ふざけているかもしれませんが、思いは真剣なのです。創業以来ずっと消費者の動向を見続けてきた私のやけくそな気持ちをわかっていただけたと思います。

2020年11月 株式会社ディーエイチシー代表取締役会長・CEO 吉田嘉明

(引用元:DHC公式HP)

自社(DHC)の製品の質や値段、さらには世間からの評価について言及した吉田会長。

それらの比較対象として、サントリーの名前が度々登場しています。

全文を読むと、”サントリーへの批判”というよりは、”DHCの製品をアピール”する内容だと感じました。

しかし、サントリーが何度も登場しているため、サントリーを批判しているような印象は受けてしまいますね。

特に問題なのは、一番最後の段落。

ここも、「DHCは純粋な日本企業」ということを第一に伝えたかったのでしょう。

しかし、「チョントリー」という言葉が強烈なために、”差別発言”と世間に捉えられてしまったようです。

世間の反応|政治家も「DHCの製品を買いません」

これに対して、世間からは様々な声が寄せられています。

賛否両論ありますね。

個人的な感想ですが、わざわざ「チョントリー」という言葉を使ったのはよくないと思います。

そもそも、コリアン系の日本人を起用することになんの問題もありませんし、日本人だけを使うことが偉いわけでもありません。

もちろんDHCの起用タレントにも問題はありませんが、わざわざサントリーCMのタレントを批判する必要はなかったように思います。

文字通り「ヤケクソ」になってしまったのかもしれませんが、公に発信する文書なので、もう少し気を遣ってもよかったのではないでしょうか。

政治家の米山隆一さんもこの件に言及。

米山さんが使った「#私はDHCの製品を買いません」以外にも、「#差別をするDHCの商品は買いません」がトレンド入りするなど、かなり炎上していますね。

DHC会長の差別全文|サントリーのコリアン系日本人をチョントリー:まとめ

DHCの吉田嘉明会長のサントリー批判&差別発言について書かせていただきました。

  • DHC吉田嘉明会長が「ヤケクソくじについて」という記事をHPに掲載
  • サントリー批判&コリアン系日本人への差別だと炎上

以上になります。

自社の製品に自信を持つことも、それを発信することも素晴らしいことです。

ただ、その結果相手を傷つけてしまうような内容は、今のご時世では受け入れられないでしょう。

「ヤケクソ」にならず、世間を納得させるような発信の仕方を考えなくてはなりませんね!